(最終更新日:2024-11-11 12:14:53)
  コテガワ コウヘイ   Kohei Kotegawa
  小手川 耕平
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
   職位  講師
基本情報
■ 専門分野
実験心理学, リハビリテーション科学, 認知科学 (キーワード:高齢者、発達障害、運動イメージ、脳血管疾患、高次脳機能障害、バーチャル・リアリティ) 
■ 最終学歴
熊本大学大学院 社会文化科学教育部 博士後期課程修了
■ 保有学位
1. 修士(学術)
2. 博士(学術)
■ 免許・資格
1. 作業療法士
2. 認定作業療法士
3. 臨床実習指導認定者
4. 福祉住環境コーディネーター2級
研究業績
■ 研究テーマ
1. 身体障害(脳血管障害、高次脳機能障害)の機能回復に関する研究
2. 若齢者や高齢者の運動イメージ能力やバーチャル・リアリティ(VR)介入に関する研究
3. 発達障害(ADHD, ASD, LD)児の認知機能の特性や支援に関する研究
■ 著書・論文等
1. 2024/12 論文  臨床実習における作業療法学生の高次脳機能障害に対する理解・実践能力の自己評価(印刷中) 作業療法 43 (共著) 
2. 2024/03 論文  医療系大学教職員を対象としたモデルナ社製新型コロナワクチン複数回接種による抗体獲得の評価 熊本保健科学大学研究誌 (21),13-24頁 (共著) 
3. 2024/02 論文  Association between visuo-spatial working memory and gait motor imagery Human Movement Science 94 (共著) 
4. 2023/12 論文  失語症者における動詞の理解力―多義性を親密度の視点から評価して― 敬心・研究ジャーナル 7(2),13-19頁 (共著) 
5. 2023/03 論文  作業療法学生における高次脳機能障害の理解度と実践能力―臨床実習前学生を対象としたアンケート調査― 作業療法研究くまもと 8(1),41-46頁 (共著) 
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■ 学会発表
1. 2024/11 Effectiveness of interventions using computer-based logical reasoning task for children with developmental disorders(The 8th Asia Pacific Occupational Therapy Congress)
2. 2024/09 脳卒中既往者の運動イメージと視空間ワーキングメモリの関連(日本心理学会第88回大会)
3. 2023/01 自閉スペクトラム症児の特性に対する保護者とセラピストの捉え方の違い(第18回熊本作業療法学会)
4. 2023/01 注意障害を有する脳卒中後症例に対して@ATTENTIONを用いた介入が有用であった一症例(第18回熊本作業療法学会)
5. 2022/09 視線に対する教示の有無が健常成人の箸操作能力に与える影響について(第56回日本作業療法学会)
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■ 受賞歴
1. 2023/01 第18回熊本作業療法学会 最優秀賞
2. 2010/03 日本リハビリテーション学校協会 表彰
■ 受託研究・競争的資金
1. 2023~2026  運動イメージにおける個人差の発生機序の解明と個人特性に合わせたVR介入の検討 若手研究 
2. 2023~2028  発達障害児を対象とした多角的診断支援システムの開発および支援方法の確立 挑戦的研究(開拓) 
3. 2018~2022  失語症者と日本語学習者に対する動詞及び格助詞の習得法の開発~双方の特徴を生かす~ 基盤研究(C) 
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 日本作業療法士協会
2. 熊本県作業療法士会
3. 認知神経リハビリテーション学会
4. 日本心理学会
5. 日本認知心理学会
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■ 委員・役員等
1. 熊本県作業療法士会学術部 学術支援委員会
2. 熊本県作業療法士会学術部 学術支援アドバイザー
3. 2018/11~ 熊本神経心理研究会 世話人
■ その他
1. 2024/09 発達研修会 「発達と社会的コミュニケーション」講師
2. 2024/07 厚生労働省指定 臨床実習指導者講習会 「臨床実習における学生評価」講師
3. 2023/01 第18回熊本作業療法学会 パネルディスカッション 「身障分野」 座長
4. 2022/09 熊本県作業療法士会 学術・教育局合同研修「論文(統計結果)の読み方・見方」講師
5. 2022/09 厚生労働省指定 臨床実習指導者講習会 「臨床実習における学生評価」講師
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メッセージ
■ メッセージ
作業療法士は人の生活へ直接的に関わる仕事です。また、生理学や解剖学、運動学の知識や病気についても勉強しなければなりません。しかし、人について幅広く知ることができ、人について深く考えることができるとても良い仕事だと思います。
 私は、作業療法士の勉強をする過程で、脳の機能について興味を持ちました。そして、それが今も研究の対象となっています。人は自ら興味を持つことができる課題 (寝ることや遊ぶことも含めて) には、積極的に取り組みます。ぜひ、熊保大で(作業療法士を目指しながら)興味のあることを探してほしいと思います。
■ 研究紹介
作業療法士の免許を取得後、人の脳の働きについて興味を持って研究を進めてきました。
 人はなぜ、動くことができるのか?なぜ、考えることができるのか?これらは私たちの脳の働きによるものですが、その全容は解明されていません。病気によって脳を損傷され、身体が上手く動かなくなったり、うまく考えることができなくなった後、どのように作業や道具を用いて回復を目指すのかを考えています。
 また、運動イメージ能力(頭の中で運動を予測する能力)が、若齢者や高齢者、脳卒中既往者でどのように異なるのか、認知・運動機能との関連はどうなのかを実験心理学、認知心理学の視点から研究しています。さらに、最近では自閉症スペクトラム症や注意欠陥・多動性障害、学習障害などの脳機能や発達支援にも興味をもち、研究に取り組んでいます。