(最終更新日:2023-10-02 14:45:33)
  ノナカ キク   Kiku Nonaka
  野中 喜久
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位  准教授
基本情報
■ 専門分野
神経科学, 薬理学一般 (キーワード:シナプス、化学伝達物質、中枢神経) 
■ 最終学歴
熊本大学大学院 自然研究科 博士後期課程 修了
■ 保有学位
1. 博士(学術)
■ 免許・資格
1. 臨床検査技師免許
研究業績
■ 研究テーマ
1. 中枢神経のメカニズム解明
■ 著書・論文等
1. 2023/01 論文  Depression of synaptic NMDA responses by xenon and nitrous oxide J Pharmacol Exp Ther.  (共著) 
2. 2022/03 論文  ドーパミン神経細胞に入力するグルタミン酸作動性神経終末部上のコリン作動性ニコチン様受容体(nAChR)の機能的役割 熊本保健科学大学研究誌 (19),31-38頁 (単著) 
3. 2020/01 論文  Xenon modulates the GABA and glutamate responses at genuine synaptic levels in rat spinal neurons. Brain Res Bull.  (共著) 
4. 2019 論文  Xenon modulates synaptic transmission to rat hippocampal CA3 neurons at both pre- and postsynaptic sites J Physiol.  (共著) 
5. 2018 論文  Calcium channel subtypes on glutamatergic mossy fiber terminals synapsing onto rat hippocampal CA3 neurons. J Neurophysiol. 120(3),1264-1273頁 (共著) 
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■ 学会発表
1. 2015/11 4,5-Dichloro-2-octyl-4-isothiazolin-3-one (DCOIT) facilitates GABAergic and glutamatergic transmission in hippocampal CA3 neurons of rats(The 13th Japan-Korea Joint Symposium on Brain Science, and Cardiac and Smooth Muscles)
2. 2014/11 Effect of xenon on inhibitory or excitatory presynaptic nerve terminals(Neuroscience2014 Congress)
3. 2012/10 Effect of propofol on neurotransmitter release from inhibitory or excitatory presynaptic nerve terminals.(Neuroscience2012 Congress)
4. 2011/09 ACUTE MODULATION OF RAT SPINAL EXCITATORY AND INHIBITORY NEUROTRANSMISSIONS BY TETANUS TOXIN(7th FAOPS Congress)
5. 2010/07 Effects of A2 type botulinum toxin on spontaneous miniature and evoked transmitter release from the rat spinal excitatory and inhibitory synapses(16th World Congress on Basic and Clinical Pharmacology)
全件表示(30件)
■ 受託研究・競争的資金
1. 2014/04~2017/03  GABAおよびグルタミン酸作動性シナプス応答へのキセノンの作用 基盤C 
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 日本生理学会
2. 日本薬理学会
3. 日本臨床衛生検査技師会
4. 日本臨床検査学教育協議会
■ その他
1. 2014/05~ 熊本県臨床検査技師会 常務理事
メッセージ
■ 授業紹介
私が担当している一般検査学Ⅰ実習では病院などで臨床検査技師が行っている検査手法を学びます。体調が悪くなって病院に行くと、医師は採血や採尿を指示し、臨床検査技師が検査を行います。検査しているところを直接目にする機会が少ないことが、臨床検査技師があまり知られていない理由のひとつかもしれません。患者さんの血液や尿から得られるデータは医師が診断を下すうえで非常に重要です。したがって、その結果は正確でなければなりません。さらに迅速に結果を出さなければ患者さんはますます具合が悪くなるかもしれません。実習はそのためのトレーニングになります。講義で学んだ知識を体で覚えていきます。講義では分かりにくいことも実習では案外理解しやすいものです。分かりやすく楽しい授業を心がけています。
■ 研究紹介
私の研究テーマは中枢神経のメカニズム解明です。神経系の大部分を占める中枢神経(ニューロン)は主に脳と脊髄から成り、情報の伝達と処理は神経細胞間のシナプスを介して行われています。シナプス前ニューロンから発生した活動電位は軸索を伝わり、神経終末部からの神経伝達物質の放出を引き起こします。放出された神経伝達物質はシナプス後ニューロンの受容体に結合し、シナプス後電流を発生させます。この微弱な電気信号を記録することによって生体内でどのように情報伝達が行われているのかを研究しています。