(最終更新日:2024-10-21 16:55:46)
  タナカ タカシ   TAKASHI Tanaka
  田中 貴士
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位  准教授
基本情報
■ 専門分野
リハビリテーション科学, 解剖学, 神経形態学 (キーワード:マウス、脳損傷、脳卒中、神経回路再編、老化、高齢期、リハビリテーション、遺伝子解析、不安症、アルツハイマー病、肉眼解剖学、小胞体ストレス、育児・虐待行動) 
■ 最終学歴
大阪大学大学院 医学系研究科 医学専攻 博士課程 修了
■ 保有学位
1. 専門士(医療専門課程)
2. 学士(教養)
3. 修士(保健学)
4. 博士(医学)
■ 免許・資格
1. 理学療法士
2. 福祉住環境コーディネーター2級
3. 専門理学療法士(基礎理学療法)
■ メールアドレス
  kyoin_mail
研究業績
■ 研究テーマ
1. 運動後の脳・血液の遺伝子解析に基づく老化神経の修復法の確立
2. 脳内の小胞体ストレスが育児や虐待に及ぼす影響の解明
3. アルツハイマー型認知症における運動効果の科学的な検証
■ 著書・論文等
1. 2024/10 論文  老化した神経修復能を回復させるリハビリテーション Medical Science Digest 50(12),48-50頁 (共著) 
2. 2023/10 論文  脳損傷における自発的・継続的な運動は加齢で低下する概日リズムと神経修復力を高める 基礎理学療法学 26(1),11-20頁 (共著) 
3. 2023/07 論文  ATF6β deficiency elicits anxiety-like behavior and hyperactivity under stress conditions Neurochemical Research 48(7),pp.2175-2186 (共著) 
4. 2022/10 論文  リハビリテーションと分子標的の併用による脳損傷後の機能回復 基礎理学療法学 25(1),43-49頁 (共著) 
5. 2022/07 論文  Mechanisms of neuropathic pain and pain-relieving effects of exercise therapy in a rat neuropathic pain model Journal of Pain Research 15,pp.1925-1938 (共著) 
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■ 学会発表
1. 2024/03/23 脳損傷モデルマウスの運動機能回復に寄与する因子の検討(第129回 日本解剖学会全国学術集会)
2. 2023/12/02 脳損傷モデルマウスの概日リズムが機能回復に及ぼす影響(第28回 日本基礎理学療法学会学術大会)
3. 2023/11/25 高齢期の自発的かつ継続的な運動は概日リズムを整え、脳損傷後の神経修復力を高める(九州理学療法士学術大会2023)
4. 2023/11/25 先端科学に基づく脳損傷病態の理解と理学療法教育(九州理学療法士学術大会2023)
5. 2023/09/09 脳損傷モデルマウスの機能回復と自発的運動量との関係(第21回 コ・メディカル形態機能学会学術集会)
全件表示(71件)
■ 受賞歴
1. 2024/10 2023年度 基礎理学療法学 最優秀論文賞 (脳損傷における自発的・継続的な運動は加齢で低下する概日リズムと神経修復力を高める)
2. 2023/12 第27回 日本基礎理学療法学会学術大会 優秀賞 (自発的な走行運動は高齢期に失われる脳損傷後の神経可塑性を回復させる)
3. 2023/11 令和5年度 肥後医育振興会 学術奨励賞
4. 2023/06 第25回 熊本県理学療法士学会 学会長賞 (高齢期の脳損傷マウスにおける神経回路再編に寄与する遺伝子の解析)
5. 2022/07 2022年度 金沢医科大学医学会 論文表彰 (Topographical relationship between the accessory hepatic duct and the hepatic artery system)
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■ 受託研究・競争的資金
1. 2024/07~2027/03  老化した脳で失われた神経修復能の回復を促す治療標的の探索 科学研究費 挑戦的研究(萌芽) 
2. 2024/04~2027/03  虐待等の不適切養育の治療を見据えた脳内の小胞体ストレス障害の機能解析 科学研究費 基盤研究 (B) 
3. 2024/04~2025/03  運動誘発性の脳内遺伝子による老化神経の回路修復の促進 国内共同研究 
4. 2023/11~2024/10  高齢マウスの脳内遺伝子解析に基づく神経修復メカニズムの解明 競争的資金等の外部資金による研究 
5. 2023/07~2024/06  運動後の脳内遺伝子解析に基づく老化した神経修復法の確立 競争的資金等の外部資金による研究 
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社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 2006/07~ 日本理学療法士協会
2. 2010/04~ 日本神経科学学会
3. 2010/09~ 脳機能とリハビリテーション研究会
4. 2010/11~ 日本解剖学会
5. 2013/04~ Society for Neuroscience
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■ 委員・役員等
1. 2024/06/07~ 日本基礎理学療法学会 学術誌部 部員(査読委員)
2. 2024/04/01~ コ・メディカル形態機能学会 学術委員
3. 2023/12/22~ 日本神経理学療法学会 地方ブロック部員
4. 2023/04/01~ 熊本県理学療法士協会 熊本市北ブロック 学術教育担当
5. 2021/09/16~ 日本基礎理学療法学会 評議員
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■ 講演等
1. 2015/08/01 中枢神経損傷後の機能回復メカニズムとリハビリテーションへの展望(京都府)
■ その他
1. 2024/10 神経系理学療法研究セミナー@埼玉県立大学
2. 2023/12 第2回 熊本スーパーハイスクール(KSH)全体発表会「県立高校 学びの祭典」の助言・指導員
3. 2023/12 熊本地方裁判所 健康管理講習会
4. 2022/09 金沢大学医学部 神経解剖学セミナー
5. 2016/05~2016/05 JRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)大阪として熊本地震被災地でのボランティア活動
メッセージ
■ 授業紹介
①リハビリ従事者にとって基礎中の基礎である解剖学を担当しています。解剖学は、正常な身体構造を学ぶ科目です。正常が分かれば、何かしらの異常や障がいが理解できるため、記憶に残る講義を展開します。
②脳卒中に対する理学療法や、住環境整備・福祉用具などの講義も担当しています。障がいを負った方のリハビリや在宅支援の方法などを具体的に指導します。
■ メッセージ
皆さんこんにちは。
現在、3つのテーマを柱に研究しています。
 ①運動による脳の若返りに着目し、老化した神経回路の修復に挑戦
 ②脳のメンテナンス異常が育児・虐待に及ぼす影響の解明
 ③アルツハイマー型認知症における運動効果の科学的な検証

興味がありましたら、気軽にご連絡ください。
学生さん(学部生、修士)募集中です。
連絡先:tanaka.ts@kumamoto-hsu.ac.jp
■ 研究紹介
実験動物のマウスを用いて、運動の効果を検証しています(私立大学リハビリ学科ではかなり希少)。
①高齢になると障がいはなかなか回復しません。脳損傷マウスを用いて、神経修復や機能回復を促す運動の効果を脳や血液の遺伝子に着目して解析しています。
②脳は入れ替えることができないため、品質管理が重要です。「脳の健康が円滑な育児につながる」をコンセプトに、脳・神経のメンテナンス法の解明に取り組んでいます。
③アルツハイマー病の原因とされる脳内の老廃物除去が運動によって促されるのか、科学的に検証することで健康長寿の実現を目指しています。