教員情報
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チトセ マリ
CHITOSE Mari
千歳 万里 所属 人間科学部 食物栄養学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 地域・環境交流により生活価値を創造する「どんぐりマーケット」
~神戸市A児童館の実践より~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本家政学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 70(3),150-165頁 |
総ページ数 | 16 |
担当範囲 | 全体 |
著者・共著者 | 神澤 佳子, 上村 協子, 金坂 尚人, 清水 きよみ, 河村 美穂, 千歳 万里, 片平 理子 |
概要 | 放課後児童クラブと一体的に運営されている神戸市のA児童館で2009年より毎年2ヵ月間実施されている, 「どんぐり」等の木の実を通貨とした買い物体験「どんぐりマーケット」を消費者教育の視点で実態と特徴を明らかにした.
「どんぐりマーケット」では, 集めたどんぐりを通貨として, 児童館内につくられた店の商品を購入できる. 販売商品は, 子どもや家族, 地域の人がどんぐり等を材料にした手作り品であり, 製作者が値段をつけて販売され,地域のイベントとして定着している. 子ども達は遊びの中でお金の役割を理解し, 商品選択, 家計管理や生活管理の経験をする. これは, 子どもや地域の人々が, どんぐりを題材に生活価値を創造する活動となっている. さらに, どんぐりを拾うことで地域の自然や植物に親しみ, 地元の「どんぐり銀行神戸」と連携し, どんぐりを苗にかえて緑の再生に参加するなど, 持続可能な社会を構築する消費者市民としての経験も積み重ねている.このプログラムは, 日常生活で身近なものを使って生活価値を創造し, 地域の人々と協働し持続可能な社会を目指す「地域・環境交流型生活創造プログラム~生産消費者教育の地産地消~」であると考えられる. |