教員情報
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イケヤ トモコ
IKEYA Tomoko
池谷 知子 所属 文学部 日本語日本文化学科 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 英語を母語話者とする日本語学習者におけるカタカナ語の研究-Teaとティーとお茶は同じなのか- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | TALKS トークス |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究会 |
巻・号・頁 | 16,21-36頁 |
著者・共著者 | 池谷 知子
久津木 文 |
概要 | 日本語を学ぶ外国人が苦労するものとして「日本語の中のカタカナ」が挙げられる。スーパーで同じ魚が「サーモン」「鮭」という二つの名前で売られているのに対して感じる日本語学習者の素朴な疑問、つまり、いつ「サーモン」と呼び、いつ「鮭」を使うのか、ということに対して明確に答えられる日本人は少ない。そこで本研究は以下の2点を明らかにすることを目的とし、英語母語話者の日本語学習者18人に対して調査を行った。
対象とする語は「Teaとティーとお茶」「Capとキャップと帽子」「Glovesとグローブと手袋」である。検討課題は以下の2点である。 検討するべき点Ⅰ・・・英語の原語とカタカナ語の意味のマッピング 検討するべき点Ⅱ・・・カタカナ語と日本語(和語・漢語)の意味のマッピング 結果、日本語学習者はカタカナ語は日本語の語彙の一種であり、カタカナ語と英語は異なるものであることを認識していることがわかった。しかし、語彙によって習得が簡単なものと、難しいものの差があることが明らかになった。 |
ISSN | 1343-4535 |