教員情報
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イケヤ トモコ
IKEYA Tomoko
池谷 知子 所属 文学部 日本語日本文化学科 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 英語を母語話者とする日本語学習者におけるカタカナ語の研究(Ⅱ)-習得しやすいカタカナ語と習得しにくいカタカナ語- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | TALKS トークス |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究会 |
巻・号・頁 | 17,27-45頁 |
著者・共著者 | 池谷 知子
久津木 文 |
概要 | 日本語を学ぶ外国人が苦労するものとして「日本語の中のカタカナ」が挙げられる。本研究は英語母語和話者の日本語学習者55人に次の6組のカタカナ語と非カタカナ語の使い分けの研究を行った。
その結果、として以下のことがわかった。 ① カタカナ語に関して、非カタカナ語に対応する語がなく「ペットボトル」「歯ブラシ」のように指示対象物の名称の中にそのカタカナ語が入っていれば、カタカナ語選びやすい。 ② 日本的なものは非カタカナ語、そうではないものはカタカナ語を選ぶ傾向がある。 ③ カタカナ語と非カタカナ語のどちらを使えばよいのか不明な場合、英語の母語の知識を生かして、それと対応するカタカナ語が選択されやすい。 ④ 日本語学習者は材料や形態など、独自の使い分けの基準を適応して判断することがある。 ⑤ 一般的に、カタカナ語と非カタカナ語の使い分けは辞書に書いていないことが多いことから、その情報にどのくらいアクセスできるかが習得の鍵になっている。 |