教員情報
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カワナカ ノリコ
KAWANAKA Noriko
川中 紀子 所属 文学部 英語学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994/10 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 映画『ベルリン・天使の詩』における時空間の連続性の概念 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 大阪国際女子大学紀要 |
巻・号・頁 | (第20号-2) |
概要 | ヴィム・ヴェンダース監督の映画『ベルリン・天使の詩』(1987西独・仏)は、カメラワーク・サウンドの両面で大変複雑な構成を持った映画である。語り手を「天使」に設定したこの映画は、天使が世界を体験する様式を表象しており、映像・音声とともに、通常とは極めて異なった時間・空間の体験を提示している。本稿ではこの映画の構成は反・二元論的なスタイルを持つと考え、「禅」を始めとする東洋的な概念との関連を考察した。特に、時空間の連続性に関する日本的な概念である「間」という観点から、この映画のディスコースが表象する世界観の特色を探った。 |