教員情報
|
|
イケヤ トモコ
IKEYA Tomoko
池谷 知子 所属 文学部 日本語日本文化学科 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/06 |
形態種別 | 研究論文(研究会,シンポジウム資料等) |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本語母語話者と日本語学習者におけるカタカナ語の使用についての研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ヨーロッパ日本語教育 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ヨーロッパ日本語教師会 |
巻・号・頁 | (20),291-286頁 |
著者・共著者 | ◎池谷 知子, 久津木 文 |
概要 | 日本語を学ぶ外国人が苦労するものとして「日本語の中のカタカナ」が挙げられる。本研究は英語母語和話者の日本語学習者55人に次の6組のカタカナ語と非カタカナ語の使い分けの研究を行った。これらの6組を理解しやすいと予測されるもの順に分類し、。それを日本語母語話者のデータを比較して、日本語のレベル(初級か上級か)との関係を論じた。その結果、以下のようなことが明らかになった。
■タイプⅠ:理解しやすいタイプ■ =カタカナ語と非カタカナ語の指示対象が別になっており、カタカナ語が有標なもの カテゴリー3 Glove グローブと手袋 カテゴリー4 Potato ポテトと芋 ■タイプⅡ:使い分けの基準がわかれば理解しやすいタイプ■ =材質や形態、使用方法などで使い分けがされているもの カテゴリー1 Bottle ボトルと瓶 カテゴリー2 Brush ブラシと筆 ■タイプⅢ:理解しにくいタイプ■ =一見、非常に意味がよく似ていて使い分けの基準を規則化しにくいもの カテゴリー5 Tea ティーとお茶 カテゴリー6 Ticket チケットと券 |