トダ カシコ   TODA Kashiko
  戸田 賀志子
   所属   人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/02/15
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 2色配色の色相差が色彩調和に及ぼす影響ー色票を用いた評価―
執筆形態 共著
掲載誌名 日本家政学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 一社)日本家政学会
巻・号・頁 75(2),56-69頁
総ページ数 15
著者・共著者 石原久代、加藤千穂、鷲津かの子、小町谷寿子、熊田亜矢子、戸田賀志子、畑久美子
概要 アパレル分野において色彩調和は非常に重要であり、多くの調和理論があり、その多くは色相の調和範囲を同一、類似、対比の調和として展開している。本実験では、ムーン・スペンサー、オストワル、PCCSの調和論を取りあげ、L*,a*,b*色空間にて調和範囲の比較検討を行った。結果、表色系の色相間隔の均等性は認められず、調和範囲が不明瞭であることが確認された。そこで本研究では、色相角を均等に20分割した色票試料を作成し、2色配色として色相の調和について視覚評価をおこなった。試料は高彩度領域20色、高明度領域20色の計40色を作成、それらを上下に2色配色し、計800資料をN6のグレーを背景で提示した。実験参加者は女子大生200名、調和の程度を6段階で回答させた。結果、高彩度も高明度も同一色相が最も調和し、2色の色相角が大きくなるほど評価はさがり、いわゆる対比の調和領域は存在しなかった。また、上下の配色位置は、暖色が上、寒色が下に配置した方が高評価を得た。