教員情報
|
|
ハナダ ミワコ
HANADA Miwako
花田 美和子 所属 人間科学部 都市生活学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 使用済み衣料の外観および物理的特性とリユース可能レベルとの関係 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神戸松蔭女子学院大学研究紀要人間科学部篇 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会 |
巻・号・頁 | 15-25頁 |
著者・共著者 | 花田美和子 |
概要 | 古着のダメージとリユース可能と判断されるレベルとの関係を知るために、官能評価をおこなった。試料は、古繊維業者より購入した古着(子供服、白または黒)とした。ダメージの種類は、色あせ、ピリング、汚れの3種類を設定し、ダメージレベルは5段階に設定した。また、試料のダメージの程度は、以下の方法で数値化した。色あせの程度は分光測色計によるL*a*b*値の測定、ピリングの程度はJISのピリング判定標準写真による判定、汚れの程度は汚染用グレースケールによる判定によっておこなった。女子大生10名を被験者として、官能評価実験をおこなった。被験者は試料を手に取って観察し、リユース可能かどうかを評価した。その結果、色あせのある試料では、明度をあらわすL*値が高いほどリユースは不可能であるとの申告が多かった。ピリングについては、衣服全体にピリングが見られる場合と、袖のピリングが特に多い場合にリユース不可能と申告された。汚れに関しては、汚れの色の明度だけでなく、汚れの色相、汚れが付着した位置とその範囲が、リユース可能かどうかの判断に影響している可能性が示唆された。 |