教員情報
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イケヤ トモコ
IKEYA Tomoko
池谷 知子 所属 文学部 日本語日本文化学科 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03/05 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 日本語母語話者におけるひらがなの特徴 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | トークス (TALKS) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会 |
巻・号・頁 | (27),1-15頁 |
総ページ数 | 15 |
担当区分 | 最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 池谷 知子
枝松 奈美 |
概要 | 本稿では、日本語学習者のひらがな習得の一助になることを目的として、日 本語母語話者の手書きのひらがなを収集し、分析を行う。<調査1>では文 として書かれた平仮名の特徴として、文字が中心揃えで書かれる傾向がある ことを明らかにした。<調査2>では1文字ずつ書かれた平仮名の平均値を 出し、低く書かれた「い」「つ」、高く書かれた「う」「ら」を中心に分析した。 その結果、文として書かれたひらがなと比較すると、個々に書かれた平仮名 はバランスのとり方、ひらがなの高さといった点で異なった特徴がみられた。
日本語学習者が日本語母語話者の手書きの文字を読むことを苦手とする理由 を、「画数」と「字形」の観点から考察した。「画数」では教科書体より少な い(または多い)画数をもつひらがなが8つあった。特に、日本語母語話者 の手書きのひらがなでは、「き」「こ」「さ」「り」は繋げて書く人はほとんど おらず、フォントとしては存在しているが、実際には使用されていないこと がわかった。同時に「そ」「ゆ」は2つの形が半分ずつ存在した。 |