教員情報
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タチバナ ユカリ
TACHIBANA Yukari
橘 ゆかり 所属 人間科学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 在宅で生活する知的障碍者の食行動の特徴と肥満との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 肥満研究 |
出版社・発行元 | 日本肥満学会 |
巻・号・頁 | 19(3),186-194頁 |
著者・共著者 | 作田はるみ,東根裕子,奥田豊子,坂本 薫,橘ゆかり,北元憲利,内田勇人 |
概要 | 【目的】本研究は在宅で生活する知的障碍者の「食べ方」や「食事内容」,「食生活の規則性」といった食行動に着目し、知的障碍者の食行動の特徴と肥満の関係を明らかにすることを目的とした。【方法】在宅で生活している知的障碍者(男性30名,女性20名)と対照群として一般成人(男性57名,女性16名)を対象に、質問紙法で調査を行った。食行動の評価指標として、坂田らの「食行動質問表」から質問項目を選んで、その結果を比較した。【結果と考察】BMIが25以上の肥満者の割合は、20歳代の男性では、一般成人よりも知的障碍者の方が肥満者の割合が高かった。女性においても、一般成人にはBMI25以上の者は認められなかったが、知的障碍者では、20歳代で28.6%,30~40歳代では53.8%であった。食行動質問表による食行動の調査では、男女とも一般成人に比べて知的障碍者の得点は有意に低かった。在宅で生活している知的障碍者は、食行動は良好であるが肥満者の割合が高かった。今後食事量や身体活動量についても総合的に検討していく必要性が示唆された。 |