教員情報
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タチバナ ユカリ
TACHIBANA Yukari
橘 ゆかり 所属 人間科学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/02 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 和歌山県の行事と行事食(第1報)
行事食の手作り度の世代間比較 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 大阪夕陽丘学園短期大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 大阪夕陽丘学園短期大学 |
巻・号・頁 | (60),13-22頁 |
総ページ数 | 10 |
担当範囲 | 調査の実施およびデータ分析 |
著者・共著者 | 青山佐喜子、橘ゆかり、三浦加代子、川原﨑淑子 |
概要 | 【目的】和歌山県に伝承されてきた「行事食」の料理ごとの手作り度と購入度を検討し、行事食の継承と調理状況の関連について明らかにすることを目的とした。【方法】調査は平成21・22年度日本調理科学会特別研究の全国統一様式の調査用紙を用いた。調査に同意した和歌山県に10年以上在住している人を対象に、中年層(40・50歳代)240名:М群と高齢者層(60歳以上)264名:О群の年代を比較し、χ2検定を行った。【結果】正月料理は雑煮以外のお節料理(黒豆・数の子・なます)でО群のほうが手作り度が有意に高く、(黒豆・数の子・煮しめ・なます)でМ群の購入度が有意に高く、またクリスマスのケーキも購入度が高いことが認められた。行事と行事食の経験が80%以上の場合も同様の傾向が認められ、節分の炒り豆、巻きずしのМ群の購入度が有意に高かった。行事と行事食の経験が低くなるほど(50~80%)М群のほうがО群より購入度が高い傾向がみられた。さらに両群ともに各行事食の以前の調理状況と比べ、手作り度が低くなっていることから食の外部化が行事食にまで及んでいることが示唆された。 |