教員情報
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トクヤマ タカコ
TOKUYAMA Takako
徳山 孝子 所属 人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 素材の違いにおける藍染めの視覚効果
―麻織物、絹織物、綿織物を中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 論文集「葆光」 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 覚誉会 繊維染色研究所 |
巻・号・頁 | (27),15-26頁 |
著者・共著者 | 徳山孝子 |
概要 | 人々がイメージする藍色は、時代や素材により色の感じ方が異なるため、現在の女子大生はどのような染料で染めた絹織物と綿織物を藍色と認識しているのかを視覚による官能検査を用いて判断することを目的とした。官能検査は、藍色に見える、見えない感判定によりシェッフェの一対比較法を用いた。
絹織物の藍色に見える試料は灰みの青、見えない試料は明度の高い明るいうすい青であることがわかった。綿織物の藍色に見える試料はごく暗い青、見えない試料は絹織物と同じ明度の高い明るいうすい青であることがわかった。 一般的な藍色の色感覚は、暗いイメージを持つ色であるが、今回の試料は絹織物のため、明度が低いがごくうすい灰みの青であることがわかった。このことから藍色に見える見えない感判定において「絹織物の藍色はごくうすい灰みの青」の方に藍色を判別する能力があることがわかった。被験者は、麻、絹、綿織物の素材の違いがあるものの「暗い藍色」のイメージで藍色に見えると判別していることがわかった。 |