教員情報
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ニシガウチ タイスケ
NISHIGAUCHI Taisuke
西垣内 泰介 所属 文学部 英語学科 文学研究科 言語科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 「指定文」の統語的特性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin (TALKS) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (19),101-122頁 |
概要 | この論文では,日本語の「指定文」および「カキ料理構文」と呼ばれている構文について,特定の構造を持つ名詞句を中核として,その構造と派生を示す。本論文の分析では「中核名詞句」は2 つの項をとり,外項が主要部名詞の意味範囲を限定(delimit) し,内項がその意味内容を「過不足なく指定する」(exhaustively specify) という関係を持つ。この立場から「カキ料理構文」の派生の先行研究との相違,「非飽和性」の概念を検討する。「自分」の「逆行束縛」の現象について,発話行為を表す名詞など多様な名詞を主要部とする構文を検討する。「指定文」が示す「連結性」の特性をスコープ,遊離数量詞に関連して分析する。さらに「量関係節」「潜伏疑問」を「中核名詞句」から派生する可能性について示す。 |
researchmap用URL | https://shoin.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1864&item_no=1&page_id=13&block_id=21 |