教員情報
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マツダ ケンジロウ
MATSUDA Kenjiro
松田 謙次郎 所属 文学部 英語学科 文学研究科 言語科学専攻 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 法令に見られるサ変動詞の五段化・上一段化について: 2001 年から2011 年のデータ分析 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究会 |
巻・号・頁 | 15,37-48頁 |
概要 | 松田(2011) では総務省の「法令データ提供システム」のデータを使用して、法令に含まれるサ変動詞の活用に、五段活用と上一段活用それぞれへのゆれがあることを報告した。そこではゆれの存在は確認できたが、法令の制定年による分布では一貫した変化の傾向は見られず、共時的データの限界という問題が残った。本論文では、データとして「法情報総合サービス現行法規・履歴検索版」を採用し、2001 年から2011 年までの全法令の状況を追うことで、サ変動詞の一部がこの10 年間にも大きな変動を示していることを示した。さらにこの反映として、動詞によっては「変異形が使われている全法令」に占める、「サ変形のみが使われる法令」の割合が減少しつつあることも確認した。この結果は、改正を含む法令データの変化動向を把握するには制定年による分布を検討するのでは不十分であり、各年の全法令における分布を蓄積して通時的見通しを得るのが望ましい方法であることを示すものである。 |
ISSN | 1343-4535 |