教員情報
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マツダ ケンジロウ
MATSUDA Kenjiro
松田 謙次郎 所属 文学部 英語学科 文学研究科 言語科学専攻 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 現行法令におけるサ変動詞五段化・上一段化現象の言語内的要因 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸松蔭女子学院大学学術研究会 |
巻・号・頁 | 16,51-61頁 |
概要 | 現在進行中の変化であるサ変動詞の五段化・上一段化について、現行法令を対象にサ変動詞8語を取り上げ、その内的要因として後続要素による変異形の分布を分析した。田野村(2001)が精査した後続環境に従って調査した結果、変異が確認されたのはごく一握りであり、用例が発見された環境でもサ変~五段・上一のいずれが出現するのかが固定している場合が多数であった。ここから考えて、後続要素別はサ変動詞変異でもっとも強力な内的要因である可能性が高い。動詞相互の比較からは、サ変~五段活用変異の大きな制約条件である特殊拍に関する一般化が法令コーパスでも成立することが確認された。つまり音韻的な要因も関わっていることになる。以上の事実は、法令コーパスでも先行研究で使用された他の資料と同様な形で変異が複数の内的条件によって制約されていることを強く指し示すものと解釈できる。 |
ISSN | 1343-4535 |