マツダ ケンジロウ   MATSUDA Kenjiro
  松田 謙次郎
   所属   文学部 英語学科
   文学研究科 言語科学専攻
   文学研究科 国語国文学専攻
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2012/09
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 What happened to the honorifics in a local Japanese dialect in 55 years: A report
from the Okazaki Survey on Honorifics
執筆形態 単著
掲載誌名 University of Pennsylvania Working Papers in Linguistics
掲載区分国外
出版社・発行元 Penn Graduate Linguistics Society
巻・号・頁 18(2),pp.49-57
概要 NWAV40において口頭発表した内容の論文化。岡崎敬語調査の3つの調査のトレンドサンプルの分析を行った。岡崎敬語の55年にわたる変化には3つの特徴が見られる。まず最初に、岡崎敬語の平均的な敬意は3度の調査で最高値を示している点が挙げられる。2つ目は、社会的要因効果の減衰である。性別、学歴といったかつては敬語使用を司る強力な要因であった社会的要因が、3次調査に至ってかなり弱まっている。3点目は、調査結果を主成分分析にかけると、1次・2次調査では11問の質問が「業務上のやりとりか否か」でクラスターするのに対して、3次調査では自発的発話か否かでクラスターするという点である。後者2点の特徴については、井上(1999)の「敬語の民主化」概念によって説明がつくことを示した。