教員情報
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マツダ ケンジロウ
MATSUDA Kenjiro
松田 謙次郎 所属 文学部 英語学科 文学研究科 言語科学専攻 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 変異理論における一般化線形混合モデルの導入 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 計量国語学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 計量国語学会 |
巻・号・頁 | 31(6),402-416頁 |
総ページ数 | 15 |
概要 | 言語変異と変化を扱う社会言語学の分野である変異理論では、多変量解析手法を巡って2009年に科学革命が発生した。従来のロジスティックモデルに基づく分析が、一般化線形混合モデル(GLMM)に基づく分析に置き換えられたのであった。本論文ではその歴史的・理論的背景を解説するとともに、GLMMによる分析例としてMatsuda(1993)の東京語可能形のデータを再分析した。話者と動詞語幹という2つのランダム効果を取り入れた再分析では、言語内的要因はほぼそのまま有意な説明変数として温存された一方、社会的変数は(正規化済み)年齢のみとなった。また動詞語幹による差も明らかとなり、過分散や大きな個体差を示すことが多い言語変異データに対するGLMMの有効性が示された。 |