教員情報
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マツダ ケンジロウ
MATSUDA Kenjiro
松田 謙次郎 所属 文学部 英語学科 文学研究科 言語科学専攻 文学研究科 国語国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 岡崎敬語調査に見る「足りない」~「足らない」の変異と変化 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 計量国語学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 計量国語学会 |
巻・号・頁 | 32(2),66-81頁 |
総ページ数 | 16 |
概要 | 国立国語研究所が実施した岡崎敬語調査の反応文から,「足りない」~「足らない」(タリタラ)の変異を抽出し実時間分析を試みた.東西分布を示すタリタラの接触地帯にある岡崎市では,タリ率は1次調査から2次調査にかけて低下し,2次調査から3次調査にかけて大きく上昇するV字型パターンを示す.同一話者の変化パターンを見ると,調査回次を重ねるにつれて異なる形式を選択しにくくなるが,変化は初回調査の年齢とは相関しない.つまり習得の臨界期を越えても異なる形式が採用されうることから,語彙の習得と考えられる.男女差,共通語における分布などから判断すると,1次調査から2次調査へのタリ率の下降はタラ地域である名古屋方言への志向,2次調査から3次調査に向けての上昇は岡崎方言への回帰として捉えられるべきであることを主張した. |
DOI | https://doi.org/10.24701/mathling.32.2_66 |
ISSN | 2433-0302 |