ニシガウチ タイスケ   NISHIGAUCHI Taisuke
  西垣内 泰介
   所属   文学部 英語学科
   文学研究科 言語科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 エンパシーと阻止効果---「自分」の束縛と「視点投射」
執筆形態 単著
掲載誌名 言語研究
出版社・発行元 日本言語学会
巻・号・頁 146,109-133頁
概要 中国語などで観察され,重要な問題領域を作っている阻止効果につい て考察する。視点投射とそれにもとづく「自分」束縛のメカニズムを提示し, 日本語で阻止効果が顕著に見られるのは「自分」の先行詞が「視点焦点」であ る時で,「意識焦点」が関わるケースで起こる「有意識条件」の効果と相補分 布をなすことを示す。 本論の分析では,日本語に見られる阻止効果はエンパシーの制約の違反であ り,これに関わるさまざまな言語現象について Kuno and Kaburaki(1977),久野(1978)などで「視点の一貫性」という概念のもとで分析された現象を,「基準 クラス」の視点投射の「指標の一貫性」によって説明する分析を提示する *。
researchmap用URL http://www.ls-japan.org/modules/documents/LSJpapers/journals/146_nishigauchi.pdf