教員紹介 | |
リュウ ジュン
Liu Zheng
劉 争 所属 国際コミュニケーション学部 観光学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「竹内好のアジア主義からの再発見―現代日中知識人の思考―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『神戸山手大学紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (20号) |
概要 | 竹内好は戦後知識人の一人で、中国文学研究の先駆者として知られている。中国学者孫歌は右翼の側面を指摘しながら、竹内好「火中の栗」を拾う勇気のある人物と称する。近年孫歌の竹内好研究の影響を受ける日本研究者も多くいる。戦後知識人が整理し、再構築した「日本の知」に対する再点検作業を行う日中両国の現代知識人らはアジア主義という危険な「火」の中に価値ある「栗」をどう取り出すか。論文は戦後知識人竹内好のアジア主義をめぐって、現代の日本と中国に引き継がれたものとは何か、日本の特殊性とアジアの普遍性の間にどんな問題があるのか、「魯迅ー竹内好」以降孫歌、藤井省三、丸川哲史、中島岳志ら日中知識人のアジア主義に対する思考を考察する。 |