教員紹介 | |
アベ シノブ
Abe Shinobu
阿部 忍 所属 社会学部 社会学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/12 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 補文標識「と」「こと」と命題の規範的構造具現 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神戸山手大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸山手大学 |
巻・号・頁 | (第11号),75-87頁 |
概要 | 補文標識「と」「こと」の選択について、補足節をとる述語の叙実性から説明しようとする従来の研究では、「知る」などの叙実述語が「と」をとるという事実を説明できない。本稿では、「知る」だけを例外として扱うことはできないということを指摘し、補足節をとる述語を「固定叙実述語」「反叙実述語」「可変叙実述語」「非叙実述語」の4種類に整理する。その上で、述語の項となる命題を「対象命題」と「産出命題」に分類することを提案し、また「対象命題」「産出命題」それぞれの規範的構造具現を仮定することにより、「と」「こと」および命題として解釈される名詞句の分布が正しく予測されることをみる。さらに、補足節を代用する「そう」「そうと」といった形式の文法的、意味的なふるまいを記述する。 |