教員紹介 | |
リュウ ジュン
Liu Zheng
劉 争 所属 国際コミュニケーション学部 観光学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09/07 |
形態種別 | 著書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「例外」の思想――戦後知識人・加藤周一の射程 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 現代図書 |
総ページ数 | 253 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 劉争 |
原著者 | 劉争 |
概要 | 戦後日本の代表的知識人の一人である加藤周一。その思想が有する射程を「雑種文化」「土着世界観」「例外」というキーワードを挙げて明らかにするとともに、竹内好、丸山眞男と比較を行い、加藤思想の独自性を深掘りする。
「戦後」は今の我々のポストコロナ時代も共有できる普遍的な意味合いを持っている。戦後知識人の加藤周一が出会い、取り組んだ苦難が姿を変え、形を変えて我々の前に表れているように思える今こそ、歴史における我々の時代の位置付けを確認し、これからを生きるために、1950年代に「雑種文化」を先駆的に指摘した加藤周一および同時代人らの思考の原点を再認識する。本書は評論家として位置づけられてきた加藤周一の思想を再評価し、「普遍」と「例外」、「個別」と「全体」の相関関係を体現する通時的な思想構図を明らかにする。 |