教員紹介 | |
ハラモト クミコ
原本 久美子 所属 保健医療学部 看護学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 多様な学生を尊重したよりよい指導に向けて-臨地実習における指導場面を中心に- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京都都立看護専門学校 専任教員研究紀要(平成17年度),49-56頁 (東京都衛生局) |
掲載区分 | 国内 |
担当範囲 | 担当部分:実施責任者、執筆責任者 |
著者・共著者 | 北浦益代、原本久美子、平原春美、津波正枝、唐田順子、高山直美、久保埜恵子、鈴木久子、佐々木克枝、石橋康江、友部貞子、谷田部幸子、永澤由紀子、藤田雅美 |
概要 | 臨地実習において、教員が学生との指導場面を振り返り、喜びや嬉しさを感じたり、困ったり悩んだ場面の実態を把握して、指導方法を検討することを目的に、専任教員49名への自己記入式質問紙による調査を実施した。喜びや嬉しさの場面は61場面、困ったり悩んだ場面は58場面で共通性として、①学生に関したこと、②指導の方法、③実習に関連する人々との人間関係の3つの要因が関わっていた。両場面は表裏一体で、患者からの反応、変化は、学生にとって看護の手応えであり、変化、成長に繋がっていた。学生の喜びや悩みは、教員の指導の喜びや悩みでもあり、相乗効果を来していた。補習で反発していた学生が、補習で「評価されることで成長」もみられた。看護の質の保証には、相互関係がとれ、自己表現できる学生を育てる指導も求められる。多様化する学生を尊重した関わりとは、成果のみではなく、学生が日々成長できるよう、そのプロセスに関わり、学生の喜びも悩みも共感し、共育にするため、等身大で向き合っていくことだと考える。 |