教員紹介 | |
ハルキ ヒロミ
Haruki Hiromi
春木 裕美 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03/31 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 保育者は就学前の幼児の支援ニーズをどのように理解しているか ―就学前の保育・教育・発達支援担当者の実態調査― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育総合研究叢書 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 17,175-186頁 |
総ページ数 | 17 |
著者・共著者 | 鳥居深雪・山本真由美・椋田善之・春木裕美 |
概要 | 近年,就学前の「気になる」子どもの理解と支援が課題となっているが,実態は明らかになっていない。そこで,A県,B市,C市,D市の4地域でオンラインで実態調査を行った。調査項目は,気になる子どもの人数,うち診断のある人数,「気になる」行動,発達障害に関する知識・態度,専門性を高めるための意見等である。幼稚園,保育所,認定こども園,児童発達支援等で勤務する保育者590人から回答を得た。幼稚園,保育所,認定こども園での「気になる子ども」の割合は8.9%,そのうち診断・判断がある者は3.2%であった。気になる行動のほとんどは発達障害関連であり,研修や施策などのニーズも高い。乳幼児健診や福祉施策は,知的障害が中心となっており発達障害への対応が遅れているのが現状である。乳幼児期に関わる保育者の資質向上とともに,発達障害のある子どもに関連する施策や支援体制の構築が望まれる。 |