教員紹介 | |
イノウエ カズコ
Kazuko INOUE
井上 加寿子 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/09 |
形態種別 | その他(学会発表) |
標題 | 新造オノマトペの創発とその動機付けに関する考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本認知言語学会第9回大会予稿集 |
出版社・発行元 | 日本認知言語学会 |
巻・号・頁 | 171-174頁 |
概要 | 一般に、オノマトペ語彙(擬音(声)語・擬態語)は創造性が豊かなことが特徴とされる(例えば、篔1993a, 1993b; 苧阪1999; 田守2002; 飯島2004など)。また、オノマトペ語彙は五感に関する表現を多く持ち、その多義性が近年注目されている(西尾1983、筧1993、武藤2001、2003、大澤(伊藤)2002、2005、2007、呂2003、角岡2007など)。そして、こうしたオノマトペ表現の意味拡張に関するこれまでの研究では、その転用は具体から抽象へ向かうことが従来指摘されている(篔1993、滝浦1996など)。しかし、オノマトペの転用の方向性に関するこれまでの研究の主張は一貫していない。そこで、本稿では、新奇のオノマトペ表現に着目し、共感覚的比喩表現との関連からのその創発に関する一般的傾向を探ることを目的に、そうして得られた傾向が何に基づくものであるのか、新造オノマトペの創発の動機付けに関して認知言語学的観点から考察を試みた。 |