教員紹介 | |
オオニシ ヒロシ
大西 洋史 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 幼児期におけるハサミで形を切り抜く能力に関する研究-継続調査の結果から— |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 美術教育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 52,81-87頁 |
総ページ数 | 397 |
概要 | 本研究は,ハサミの使用技能に焦点を当て,幼児期におけるハサミで線や形を切り抜く能力がどういったものなのかを明らかにすることを目的としている。そのために,3歳児から5歳児を対象に2017年から継続して線や形を切り抜く能力について調査を実施した。そして, (1)測定結果の年度間での相違,(2)3歳児入園児と4歳児入園児の比較の2点を検討する。具体的には,3歳児クラスから5歳児クラスの園児129名を対象に直線,折線,曲線,三角形,四角形,円形の輪郭線を正確に切ることを求めた。そして,課題線からの逸脱量を測定し分析した。その結果,①課題の図形からの逸脱量と年齢とは,回帰分析の傾きが-0.22から-0.94となった。②年度間の近似曲線の比較では,3歳児クラスの子どもで若干の差はあるものの課題間での大きな違いはなかった。③3歳児入園と4歳児入園の子どもでは,曲線と円形で,他の課題線との差が見られたという3点を確認した。 |