教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 小・中学校における「総合的な学習の時間」の実践の変容 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (13),1-14頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 川村光・紅林伸幸・越智康詞 |
概要 | 本稿の目的は、小・中学校教師を対象とした、2005年と2009年の「総合的な学習の時間」に関する質問紙調査における学習活動に関する結果を比較分析することから、現在の教師文化の特質を考察することを通して、今後の「総合的な学習の時間」の方向性について検討することである。
研究の結果、教師は学習指導要領改訂との関連で「総合的な学習の時間」を合理的に実践し、しかも限られた学習活動を効率的に行うことによって受け入れ可能なものにし、その学習の目標を着実に達成させつつあることが明らかになった。だが、その実践は、教師が事前に設定した環境のもとで子どもを指導するものに変化しつつあり、教師は従来の日本型の授業スタイルの基本構造を変えないかたちで授業を行うようになってきている。したがって、その実践が、21世紀の日本社会を創り上げていくにあたって求められる「総合力」を育成することに繋がっているのかということは、今後さらに検討していく必要がある。(pp.1-14全文執筆) |