教員紹介 | |
ウエハラ ショウゾウ
上原 昭三 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 初等算数科教育法」における発問技能向上のための指導とその課題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学教育総合研究叢書 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西国際大学教育総合研究所 |
巻・号・頁 | (15),227-237頁 |
概要 | 筆者は、教員養成段階における「教師の発問・発話技能」向上させる指導方法として「想定問答」の作成とそれに基づく模擬授業を取り入れている。本年度の実践では、「①「仕掛け発問(What)→反応→かぶせ発問(What)→…→真意を問う発問(How ,Why)」を細かく想定する。」「②「理由→結論」ではなく「結論→根拠」の順で対話を想定する。」といった基本的型示し、自然な形で子供から説明的は発話を引き出せる対話が想定できるよう指導を行った。学生が構想した授業には、「①児童の深い考えを引き出す発問(How,Why)がそもそも用意されていない。」「②発問が少なく、教師の指示・説明を中心にした展開になっている。」「③子供の発言に対して、復唱や受容的な発話がほとんど設定されていない。」といった課題が確認された。この背景には「(教師が)わかりやすく説明すること」を重視する授業観があることが推察される。 |