教員紹介 | |
ハラモト クミコ
原本 久美子 所属 保健医療学部 看護学科 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 保健医療福祉チームにおける「看護師の役割」とは
-臨床看護師が自覚する役割の内容分析- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (17),119-131頁 |
概要 | 臨床経験5年以上の臨床看護師94名に、保健医療福祉チームにおいて「看護師の役割を発揮できた」と実感したときの状況や場面の、自記式記述調査から、看護師の役割として100のコードと15のサブカテゴリー、5つのカテゴリーが形成された。看護師が役割を発揮できたと自覚で多かったのは、退院調整の状況や場面であった。臨床看護師が保健医療福祉チームにおける「看護師の役割」と捉えたのは、【患者・家族の思いを医療チームへ繋げる役割】、【侵襲の強い治療や処置に対応し、患者のこころとからだを支える役割】、【看護師の見解を伝え、患者に適正な指示がでるよう図る役割】、【入院から退院に向け、医療の場から生活の場へ向かわしめる要としての役割】、【その人らしい人生を全うできるよう、患者と家族を支援する役割】の5つであった。看護師の役割とは、医療制度の変化や看護活動の場の変化に関わらず、医療処置も含め、その時代や社会の変化、要請に対応し、確かな看護観のもとで実践されている、と捉えることができた。 |