教員紹介 | |
ババ スミコ
馬場 住子 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/08/31 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「子どもにとってのクリスマス」について-フレーベル教育論文集「カイルハウ学園のクリスマス祭の催し」から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西教育学会年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西教育学会 |
巻・号・頁 | (通巻第46号予定) |
概要 | 子どもたちにクリスマス会という催しを企画し、子どもたちの特別な幸福な一日を創造することは、フレーベルの言うように、子どもの人格形成において、多くの意味を持ち、その催しが、全面的なる生の探求の最も純粋なる成果に向かうすべての真の人間陶冶の出発点であるという点において大きな意義があると考えられる。その日の特別な雰囲気やさまざまなプレゼントやおいしいご馳走は、その子どもの子ども時代を喜びと幸福感で満たし、子どもたちの自己肯定感や自分の存在や他者の存在の喜びを感じる時間を創り出すと思われる。教育の役割は日々成長する子どもたちの人間としての価値を磨き、子どもたちの周りを取り巻く物的環境と人的環境の中において、他の存在や他者とかかわり、それらが調和することにあると言える。クリスマスの催しはそれらの調和を感じることができる催しであり、すべての真の人間陶冶の出発点、統一点であることがクリスマスの催しの意義であることが示唆された。 |