サクライ ミチト
  櫻井 信人
   所属   保健医療学部 看護学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/07
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 精神障害者が関わる犯罪を防ぐには―起訴事例の判例分析からみえるもの―
執筆形態 共著
掲載誌名 精神保健福祉学
掲載区分国内
出版社・発行元 日本精神保健福祉学会
巻・号・頁 3(1),58-67頁
著者・共著者 境原三津夫,櫻井信人,坂上奈瑠美
概要 裁判所の判例検索システムを利用し、精神障害者が被告人となった殺人事件の判例を収集・分析し、事件を未然に防ぐ方法について考察した。加害者は精神科に通院していても、病識がない場合も多く、状態が悪くなっても自ら病院を受診するとは限らない。ほとんどの事例において、家族は精神状態の軽微な変化に気付いているが、家族と医療をつなぐシステムが機能していないために、この気づきが事件防止につながっていなかった。地域の中核となっている精神科が相談窓口となり、精神保健の専門職が精神障害者のみならず、その家族にも積極的に関わるシステムを機能させることが、不幸な犯罪発生の抑止になると考えられた。