教員紹介 | |
イタヤマ アキラ
Itayama Akira
板山 昂 所属 心理学部 心理学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 刑罰観と量刑判断の世代間比較 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西国際大学 |
巻・号・頁 | (23),15-22頁 |
総ページ数 | 7 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 本研究では、一般市民の刑罰観の特徴、刑罰観および量刑判断に年齢による差があるかを明らかにするため、幅広い年代を対象に調査を実施した。20代から60代の男女3000人が調査に参加した。因子分析の結果、刑罰観は厳罰志向と更生志向の2因子が抽出された。厳罰志向と更生志向の高低の割合は、厳罰志向が低く更生志向が高い者が最も多く、次いで厳罰志向が高く更生志向が低い者、両方が高い者、両方が低い者の順であった。分散分析の結果、刑罰観の厳罰志向と更生志向において年齢による差はみられなかったが、量刑は年齢があがるにつれて軽く判断される傾向がみられた。年齢があがるにつれて量刑が軽く判断された理由としては、加齢による寛容さの高まりが関連している可能性が考えられた。 |