教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/09 |
形態種別 | その他 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 同調圧力のなかでいまを生きる教師たち |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 教育 |
出版社・発行元 | かもがわ出版 |
巻・号・頁 | (824),5-14頁 |
概要 | 教師の意識と行動の変容を捉えた二つの調査研究の成果を紹介した。まず、今日において教師は「上からの同調圧力」にそうかたちで、教職を捉えるようになってきていることを指摘した。次に、教師集団については、「内からの同調圧力」が「上からの同調圧力」によって質的に変化してきており、さらに教師の成長の機会においては「上からの同調圧力」に適合するかたちで整備されつつある様子が伺えた。
こうした状況において、教師たちは組織の一員としての自己を今まで以上にもっていると考えられる。一部の教師はこのことに対して疑問や違和感を持っているであろう。だが、教師の教職に対する満足度の高さからわかるように、多くの教師は「上からの同調圧力」に対して何らかの違和感を持ちつつも、あるいはそういったものを持たずに、徐々に組織の一員としての役割を受け入れるようになり、そのことにやりがいを感じるようになってきているようである。 |