教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 2012-2013年度調査からみる教職志望学生の社会意識の経年変化
―教員養成改革の理想と現実(2)― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (16),21-34頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 川村光・長谷川哲也・中村瑛仁・紅林伸幸・越智康詞・加藤隆雄・藤田武志・油布佐和子 |
概要 | 筆者らは,現在の教員養成改革のもとで,大学における教員養成がどのような教師を育成しているのかを明らかにする研究プロジェクトを組織した。このプロジェクトの一環として本研究では,2012年度入学生の1年時と2年時のパネルデータから,教育や社会に対する彼らの意識や行動の変容を検討した。その結果,第一に,学生は1学年から2学年にかけて,教職志望度を低下させつつも,大学での学習時間を増加させていることがわかった。一方でそうした学びによって,教職に必要な意識や行動を修得しているわけではなく,その傾向は社会意識や社会的行動において顕著であった。第二に,学生のカリキュラム自律性に対する意識を検討した結果,教職志望度が高いこと,他者依存的な性格であること,保守的な教職観を保持していることが,学生がカリキュラム自律性を限定的に捉えるようになるという変化に影響を及ぼしていることがわかった。 |