教員紹介 | |
イトウ ハジメ
伊藤 創 所属 国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日英語母語話者における事態の描き方の型の違いと事態の捉え方の型の違い |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 言語研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本言語学会 |
巻・号・頁 | (154),153-175頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 本研究では,一方から他方へ働きかけがなされる事態を描写する際,英語母語話者は働きかけ手(agent)を主語に立てる傾向が日本語母語話者のそれより強いという、描き方の型の違いが両者の事態の捉え方の型の違いに根ざしているのかどうかを検証するため,働きかけに関わる事態について,その「次」に起こった事態を想像してもらい,いずれの参与者を主語として描くかを比較した。結果は,ほぼ全ての画像で英語母語話者のほうが日本語母語話者よりagentを主語に立てる割合が高かった。このことから,1)日英語母語話者の事態の描き方の型の違いは,両者の事態の捉え方の型の違いに根ざしており,2)その違いは,英語母語話者は行為連鎖/力動関係において力の源である参与者に,日本語母語話者は共感度の高い参与者により際立ちを感じやすいという違いであることが強く示唆される。 |