教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 改革期にあるイタリアの小・中学校教員養成 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学教育総合研究叢書 |
出版社・発行元 | 関西国際大学教育総合研究所 |
巻・号・頁 | (8),1-13頁 |
概要 | 本論文は,2013年と2014年に実施した,Turin大学とBari大学の大学教員,小学校教員,スーパーバイザーなどに対するインタビュー調査のデータと,収集した資料に基づいて,イタリアの小・中学校教員養成改革の現状と課題を明らかにすることを目的としている。
その現状は次の通りである。小学校教員養成改革については,ここ十数年間に養成システムは高校卒業レベルから大学院レベルに改革がなされ,教職の高度化が急激になされた。また,中学校教員養成システムも改革が行われ,教員養成が制度化されていない状態から制度化され,徐々に整備されつつある。また,特別支援教育に関する実習が重視されている。 現在の小・中学校教員養成の課題として次のことが考えられる。第一は,理論と実践の関連性を高めることである。第二は,小学校教員養成プログラムと中学校教員養成プログラムの接続を検討することである。第三は,現在教職についている者たちと,新たな教員養成システムで養成された教員とのギャップを埋めることである。 現在もイタリアの教員養成改革は進行中であるので,今後も引き続き,その動向を確認していくことが必要である。 |