教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 教職の高度専門職化と脱政治化に関する一考察-教師の社会意識に関する調査(2013年)の結果報告- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 常葉大学教職大学院研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 常葉大学教職大学院 |
巻・号・頁 | (2),17-29頁 |
著者・共著者 | 紅林伸幸・川村光・長谷川哲也・越智康詞・加藤隆雄・藤田武志・油布佐和子・中村瑛仁 |
概要 | 本論文の目的は、2013年度に実施した公立小・中学校教師を対象とした質問紙調査の結果に基づいて、教師の社会意識に関する実態を詳細に確認し、現状の問題性を検討することである。
その結果、第一に教師は教育を社会をつくる重要なツールとしてとらえているが、それを目的とした実践や自身の社会活動は意識ほどに積極的ではないこと、第二にベテラン世代に比べて若い世代において社会意識は弱まってきていること、第三に自身のそして国民のメディア・リテラシーを信頼し、主体的・自律的な市民的判断によって幸せな未来への道が敷かれていることを信じて疑わない教師が大量に生まれつつあることが明らかになった。教育が日本の未来をつくるものであるならば、上述の結果のなかで、第三に指摘した仮説の検証と、場合によってはその対応策の検討は、教員養成・教師教育における喫緊の課題である。 |