教員紹介 | |
タチバナ セツ
Tachibana Setsu
橘 セツ 所属 国際コミュニケーション学部 観光学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 20世紀初期英国の女性の新職業としての女性庭師の誕生と活躍―英国の女子園芸学校レイディ・ウォリック・カレッジ・スタッドリー校の教職員の視点から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西国際大学 |
巻・号・頁 | (25),97-114頁 |
概要 | 20世紀初期, 英国において中産階級の女性が職業的に活躍する機会は限られていたが, 女性の人材育成・キャリア形成の上で, 園芸やガーデニングに関する学校で提供される知識と技術は, 女性をエンパワーしてきたことが最近の研究では明らかになっている。本稿は, 英国の私立女子園芸学校レイディ・ウォリック・カレッジ・スタッドリー校 (Lady Warwick’s College, Studley) に1906年から1908年まで留学した日本人女性園芸家半田たき(1871-1956)の経験を手がかりとして, 彼女が留学中師事した教師や同級生たちは, その後の人生において女性専門職である女性庭師として園芸や庭園にどのように関わったのかについて, 彼女たちの教育思想と実践を中心としたライフヒストリーから考察した。半田たきがレイディ・ウォリック・カレッジ・スタッドリー校に留学中に師事したのは, 第2代学寮長メイベル・フェイスフル (Mabel Faithfull, 学寮長任期は1905-1908年)であった。本稿では, 初代学寮長エディス・ブラッドリー(Edith Bradley, 学寮長任期は1898-1905年), 第3代学寮長リリアス・ハミルトン (Lillias Hamilton, M.D., 学寮長任期は1908-1922年)も含めて3人の女性学寮長の教育思想と実践に焦点を当てて学内雑誌の記事を中心に紹介し, 読み解きながらたどった。 |