教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 小・中学校における教科化前の道徳の授業の実施状況-2016年度質問紙調査の結果から- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 常葉大学教育学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 38,133-157頁 |
著者・共著者 | 紅林伸幸、鈴木和正、川村光、越智康詞、中村瑛仁、冨江英俊 |
概要 | 戦後道徳教育の大転換を意味する道徳の教科化という改革が、日本社会に、そして子どもたちにどのような影響を及ぼすのか、さらに学校教育にどのような変化をもたらすのかを、私たちは慎重にモニタリングしていかなければならない。本報告は、教科化の事前と事後を比較するために、2016年にWeb調査として実施した、教科化される前の公立小・中学校で行われてきた道徳の授業の実施状況調査の結果である。
調査からは、道徳の授業が学習指導要領に定められた時間数行われていない教室が多いことと、一時間一時間の授業を教師が熱意を持って工夫して作っている実態が明らかになった。また、対話的な学習や書く活動などの、教科化に併せて新しい道徳の授業で重視されている学習形態や教育方法を、既に多くの教師が教科化に先立って授業に取り入れはじめていることや、保護者を実践に取り組むことが重要な課題となっていることなどを調査データに基づいて指摘する。 |