教員紹介 | |
ヤマモト ヨシハル
山本 喜晴 所属 心理学部 心理学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 遺伝カウンセリングにおける臨床心理学的アプローチと〈遺伝子なるもの〉 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都大学大学院教育学研究科紀要 |
巻・号・頁 | 54,531-543頁 |
概要 | 遺伝カウンセリングにおけるクライエントの心理を理解するために、遺伝子という概念が、歴史上どのように現れ、どういう意味を担ってきたかを検討した。遺伝子がDNAという言語になぞらえられる物質として理解されるようになってからは、DNAの示す生命の歴史は一種の神話となり、現在世界で最も支持を集めている。DNAの語る神話は「あの世」の次元が欠落した、きわめて特殊な神話である。「あの世」の次元を自身の物語の中にどう定位するのか、あるいは定位しないのかということが、現代の心理臨床で本質的に問われる。 |