教員紹介 | |
イノウエ カズコ
Kazuko INOUE
井上 加寿子 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 英文和訳課題に見る留学生の誤用の特徴 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 大阪大学国際教育交流センター研究論集:多文化社会と留学生交流 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 大阪大学国際教育交流センター |
巻・号・頁 | (19),83-93頁 |
総ページ数 | 11 |
概要 | 本稿では、留学生を対象とした「英文和訳」クラスにおいて、英語を日本語に訳す際の誤用にどのような特徴が見られるのかを報告した。英文和訳課題における誤用に着目し分析を行った結果、誤りの種類別では、混同(alternating form)、脱落(omission)、付加(addition)、誤形成(misformation)、位置(misordering)、その他の順で誤りが多いことが明らかとなった。最も多く観察された混同(alternating form)は全体の5割近くを占め、語彙の選択や自動詞/他動詞、ヴォイス、テンスなど、混同による様々な誤りが見られることがわかった。英文和訳という観点から見た場合、英文の構造を正しくとらえ、日英語の相違を正しく理解した上で、元の英文に忠実に適切な日本語へと対応させていくことを指導する必要があるということを主張した。 |