教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 教師の予期的社会化と初任期の教育実践の連続性
-教職課程コアカリキュラム導入前の養成教育を受けた新任小学校教師の語りへの注目- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (23),59-75頁 |
概要 | 本論文の目的は,新任の公立小学校教師12名のインタビュー調査データに基づいて,新任教師が入職後に大学時代の学修経験をどのように活かしているのか,そしてそれをどのように評価しているのかということを明らかにし,教職課程コアカリキュラム以前の教職課程で育った教師のプロフィールを作成することである。
その結果,次にことがわかった。まず,教職課程に関することは次の通りである。第一に,有益であった学修内容は,子ども理解と彼らへの対応を取り扱ったもの,授業計画立案に関するもの,学校と教職について経験的に学修できるものである。第二に,身につけたと考えているものは,教師としての基礎,コミュニケーション力,学び続ける力であった。第三に,専門職としての教師に必要な態度についてはあまり修得することができていなかった。 一方,教職課程外の有益な経験については次の通りである。彼らは,多様な子どもを理解したうえで彼ら一人ひとりへの対応する方策や,教師のさまざまな指導方法,異年齢の人々とのコミュニケーションの取り方などを学んだ。 |