教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 2010年代前半のルーマニアとハンガリーの教育課程に関するドキュメント・データ
-ボローニャ・プロセス体制下の教員養成施策に焦点をあてて- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 常葉大学教職大学院研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (7),59-71頁 |
著者・共著者 | 紅林伸幸・川村光・加藤隆雄 |
概要 | 欧州では1990年代以降、経済的文化的な統合を進められてきた。その鍵を握るものとして推進させてきたものが、1999年のボローニャ宣言に始まる、ボローニャ・プロセスと呼ばれる高等教育圏の形成である。ボローニャ・プロセスは統一した経済圏を確立するために、教育課題を参加国が共有し、高等教育の標準化の達成に向けて協働して協議を重ね、各国が制度を調整し、人材の競争的消費(国際的流通)によって経済発展を実現するという新しい国家連携を構想したものである。
本研究ノートでは、1989年に新しい民主主義・自由主義国家としてスタートを切り出したルーマニアとハンガリーが、この高等教育圏の成立にむけての制度の調整の課題にどのように対応していたのかを、2013年に行った視察調査の結果に基づいて記述する。その結果、両国が、教育内容によるコントロールをカリキュラムのコントロールに変え 、教育の自律性とそのコントロールを調整し、より高い効果をもたらす教育を実現しようというプロジェクトの中にあることが確認された。 |