教員紹介 | |
カワムラ アキラ
Kawamura Akira
川村 光 所属 教育学部 教育福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | Competence Formation of Teachers in Primary Schools and Lower Secondary Schools
in Italy: Results of the 2019 Teacher Questionnaire Survey |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 関西国際大教育総合研究叢書 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (15),15-43頁 |
概要 | 本論文の目的は,2019年に実施したイタリアの公立小・中学校教師を対象とした質問紙調査データをもとに,彼らの力量形成のあり方を明らかにすることである。その結果,以下のことなどがわかった。
教職活動の基礎を培うにあたって役立った大学時代までの被教育体験については,小学校教師は,被教育体験期に出会ったすばらしい教師との関わりや,インターンシップなどで子どもと直接接したことという交流経験と,大学での授業や自主学修という学修経験が役立ったと回答した者が多かった。また,中学校教師についても類似する傾向が確認された。 小・中学校教師において教育実践や教育観に影響を及ぼした出来事は,子どもや同僚との交流,研究活動,それに学校外での人々との出会いであった。一方,自分にとって身近な人の病気や死などの私的出来事をあげた者は少なかった。 教育実践の質を高めるうえで意義あることについては,小・中学校教師ともに,学校内の同僚や子どもとの交流,読書,所属校での研修・研究,大学や研究センターにおける研修を意義あるものと考えている者が多かった。 |