教員紹介 | |
ヤマモト マユミ
Yamamoto Mayumi
山本 真由美 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/12 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 乳幼児のオノマトペと成人語の使用と理解の発達 : 保護者への意識調査と保育場面の観察を通して |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 徳島大学人間科学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29,47-58頁 |
担当範囲 | 論文構想・計画・執筆助言 |
著者・共著者 | 石本 麻奈,山本 真由美 |
概要 | 本研究では,0~6歳の乳幼児のオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)の使用状況,その意味理解状況(研究Ⅰ)とオノマトペと成人語(大人の使用することば)の使用傾向を(研究Ⅱ)を乳幼児の保護者への質問紙調査で実施した。(研究Ⅲ)保育場面におけるオノマトペ使用の実態調査することを目的とし,保育士と保育園児を研究協力者とし,保育場面において保育士がオノマトペと成人語をどのように使用しているのか,使用したオノマトペに対して保育園児がどのように反応するのかを1歳児から5歳児の各クラスにおいて一斉保育活動の時間を対象に参与観察を行った(研究Ⅲ)。その結果,研究Ⅰでオノマトペの使用頻度は2歳でピークに達すること,意味理解度は年齢が上がるにつれて進むこと,研究Ⅱでオノマトペから成人語への移行は2歳頃から始まること,年齢が上がるにつれて成人語の使用頻度は増え,オノマトペの使用頻度は減ることが明らかとなった。研究Ⅲでは,保育士がオノマトペを使用する際にオノマトペと同時に動作もつけて話し掛けており,乳幼児も何をすべきか保育士の意図を理解している様子が観察された。これらの調査を通し,オノマトペ使用の有用性について考察した。 |