教員紹介 | |
ヤマモト マユミ
Yamamoto Mayumi
山本 真由美 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 芦屋小野式腹式呼吸法(AOAB)による出産に関する産婦の主観的体験とその意味づけ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本母子看護学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 15,138-150頁 |
担当範囲 | 執筆助言 |
著者・共著者 | 小野 利夫,遠藤 俊子, 上澤 悦子, 山本 真由美 |
概要 | 出産時に芦屋小野式腹式呼吸法を実施した産婦の出産に関する主観的体験を記述した内容を分析し、産婦にとっての意味づけを明らかにした。協力の得られた71 名の記述を分析対象とした。主観的体験の因子構造を明らかにした。対象者は初産婦27 名と経産婦44 名であり、年齢と分娩所要時間に差がみられたが、胎児の健康両者での共通的な体験として【妊娠期の診察時の医師からの声かけから呼吸法を意識した】【いきみが実際に楽であった】【呼吸に集中することで陣痛をコントロールすることができ、いいお産ができた】【赤ちゃんの存在を確認する経験であった】【腹式呼吸を意識したことで産後も楽だった】の5 つが抽出された。初産婦は妊娠中に理解し、出産時に周囲の声かけ等で陣痛コントロールし、経産婦は呼吸法の良さを知っており安心感と、胎児の存在感覚で陣痛コントロールすることが特徴であった。産後に楽であったことは共通していた。芦屋小野式腹式呼吸法で出産を体験した産婦の主観的体験から意味づけとしては、出産は周囲や胎児との協働によって呼吸に集中することで陣痛をコントロールできいいお産につながることと、産後が楽であることであった。 |