教員紹介 | |
ヤマモト ヨシハル
山本 喜晴 所属 心理学部 心理学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2006/09/16 |
発表テーマ | 遺伝カウンセリングにおける心理臨床(1) |
会議名 | 日本心理臨床学会第25回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 関西大学(千里山キャンパス) |
発表者・共同発表者 | 共同発表者:井上嘉孝・山本喜晴・福田斎・築山裕子・駿地眞由美・伊藤良子 |
概要 | 学会での口頭発表。京都大学医学部附属病院遺伝子診療部における遺伝カウンセリングでは11名の心理士が,のべ200名を超すクライエントと,総計330回以上の心理面接を行ってきた。ケースは症例検討会で報告され,医師や看護師らとともに検討した。そして、して医学的面接と心理面接の二つの場面におけるクライエントの語りや表現を医学的主訴と心理的主訴とに分類し、表にまとめた上で,心理面接の意義についてさらに分析・検討が加えられた。心理面接においては、遺伝性疾患と関連しつつも自らを構成するものである「遺伝子」へのまなざしを契機として,クライエントが自分自身と遺伝子・家族・病などとの関係を主体的に再構成していく場を提供することの重要性が示された。このような点を踏まえて、クライエントの全人的理解をもたらす心理臨床のパラダイムに基づいた関わりの意義について考察された。 |