教員紹介 | |
イタヤマ アキラ
Itayama Akira
板山 昂 所属 心理学部 心理学科 職種 准教授 |
|
発表年月日 | 2014/09/11 |
発表テーマ | 決定者と評価者の視点からみた一般市民の量刑判断 |
会議名 | 日本心理学会第 78 回大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 同志社大学 |
概要 | 裁判員裁判では、一般市民は、量刑の「決定者(裁判員)」としてだけでなく、裁判結果の報道により知りえた判決を評価する「評価
者」として量刑判断していることが考えられる。判決と評価者が求める量刑に不一致が生じる場合、裁判員裁判への信頼が損なわれる 可能性がある。そこで、一般市民の「決定者」および「評価者」の 2 視点から、量刑判断の傾向について検討する必要性が考えられる。これまでに行ってきた研究で得られた知見を紹介し、一般市民の量刑判断の傾向について論じた。具体的には、(1)決定者として評議を行う際、評議内容の違い(応報・平等)によって生じる量刑と公正感の差異、(2)裁判員裁判の評価者(TVなどで判決を知る一般市民)の判決に対する評価の傾向、の 2 点について紹介し、一般市民の量刑判断・量刑に対する公正さの判断の傾向を決定者・評価者という 2 つ観点から総合的に考察した。 |